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医療・行政連携
女性専用
施設「らぽーる」
阿蘇の広い空と草原が、焦らず整える回復の時間を支えます。
穏やかな海の光が、心を落ち着け、明日への一歩を後押しします。
九州の自然のリズムに合わせ、生活と心を少しずつ取り戻します。
阿蘇と天草の自然環境で、自律神経と生活リズムを再構築する土台を整えます。
医療・福祉・家族連携を丁寧に束ね、再出発に必要な評価・計画・伴走を一人ひとりに合わせて設計します。
回復だけでなく、個性を尊重し合い、人生を再設計する「家」として機能させます。
ABOUT HIGONOIE
RECOVERY PROGRAM
回復は段階的に進みます。評価と対話を重ね、現実的な目標を一歩ずつ達成できるプログラムを設計します。
状態を正確に把握し、課題を共有することが再発予防の出発点です。安心して本音を話せる場づくりを徹底します。
心身と生活を整え、社会とのつながりを回復するまで、焦らず着実にサポートします。
精神科・内科と連携し、身体状態と精神状態を評価。再発リスクを可視化します。
トラウマ、喪失体験、怒り、不安に対し、段階的に言語化と整理を行います。
回復者スタッフの実体験をもとに、孤立感を減らし、回復継続の現実感を高めます。
睡眠・食事・金銭管理・服薬を整え、再発しにくい日常の型を身につけます。
責めない対話のルールを共有し、家族が疲弊しない協力体制をつくります。
短時間作業から始め、生活と仕事の両立を段階的に支援します。
依存症からの回復は、一生続く長距離走です。短距離走のように成果を急ぐのではなく、極めてスローなペースで人生全体を整える視点が必要です。
だから重要なのは「どのプログラムを優秀に卒業したか」ではありません。回復初期に、誰と暮らし、誰と日々を分かち合ったか――その人間関係の質こそ、再発予防の核になります。
ひごのいえは、在籍年数や達成点を競う従来型の支援施設とは異なり、関係性の再構築を最優先に据えるアプローチをとっています。これが、私たちのプログラムの中心思想です。
WOMEN ONLY SUPPORT
GROUP HOME
USER GUIDE
KYUSHU NATURE
阿蘇の雄大な景色が、前を向く気持ちを静かに後押しします。
緑豊かな風景のなかで、暮らしと心を少しずつ取り戻します。
FAMILY SUPPORT
COMMUNITY ENERGY
20年間の薬物依存と服役を経て、現在は回復者スタッフとして仲間を支援。「一人で抱えない」ことが回復の起点になった体験を伝えています。
借金2000万円と家族離別を経験後、債務整理・就労再建・家族再接続を段階的に実行。生活を整えることが再発予防の鍵だと語ります。
女性専用施設で安心して支援につながり、断酒だけでなく生活全体を再建。子どもとの再会を支えに、回復を継続しています。
18歳で覚醒剤に手を出し、最初は「眠らずに働ける」「気持ちが軽くなる」と思っていました。けれど、使うたびに嘘が増え、約束を破り、人を傷つける自分になっていきました。20代で仕事を転々とし、借金を重ね、暴力団関係者とのつながりも断てず、逮捕3回・服役3回。出所するたびに「もう終わりにする」と誓いましたが、孤独と不安に耐えきれず、数日で再使用してしまう。その繰り返しでした。家族は電話に出なくなり、友人は連絡先を変え、気がつけば誰も私を信じていませんでした。最後の出所の日、迎えに来た人は本当に一人もいませんでした。駅のベンチで夜を明かし、「ここから先は死ぬか、助けを求めるかしかない」と思ったことを今でもはっきり覚えています。偶然、役所の相談窓口で紹介されたのが、回復支援につながる最初のきっかけでした。最初の数か月は、正直、何も信じられませんでした。人の優しさを疑い、指導されると反発し、少し嫌なことがあると逃げたくなる。そんな私にスタッフは、責めるでも放任するでもなく、「今日一日を一緒に整える」ことだけを繰り返してくれました。起床、食事、通院、ミーティング、振り返り。単純ですが、その積み重ねが乱れた生活を少しずつ戻してくれました。再発の衝動が強い日は、過去の失敗を隠さず言葉にし、仲間の前で助けを求める練習をしました。恥ずかしさよりも、孤立の怖さのほうが大きいと理解できた時、回復は進み始めました。今、私は回復者スタッフとして、新しく来られる方に最初に伝えています。「今のあなたがどれだけ壊れていても、回復はここから始められる」と。過去は消せませんが、今日の選択は変えられる。私自身がその証明であり続けることが、支えてくれた人たちへの恩返しだと思っています。
依存症の苦しさは、外からは「意思の弱さ」に見えやすいかもしれません。私自身も長い間そう言われ、最後は自分でもそう思い込んでいました。けれど実際は、病気として適切な支援につながらない限り、根性だけでは止め続けることが難しい状態でした。だから私は、今苦しんでいる方に「あなたのせいだけではない」と必ず伝えます。相談することは負けではなく、回復の責任を引き受ける最初の行動です。昨日まで何度失敗していても、今日助けを求められたなら、それは十分に大きな一歩です。私はその一歩に、現場で何度も救われてきました。どうか一人で終わらせず、つながってください。必ず道は開けます。
—— 田村 健一さん(42歳・仮名)
私は会社員として真面目に働いているつもりでしたが、給料日の夜にパチンコ店へ行く習慣が、いつの間にか生活の中心になっていました。最初は小遣いの範囲で遊んでいたはずが、負けを取り返したくて消費者金融に手を出し、クレジットカードのキャッシング枠を使い切り、気づけば借金は2000万円近くまで膨らんでいました。家では「残業だ」と嘘をつき、通帳も明細も隠し、妻の財布に手を付けたことさえあります。見つかった時、妻は泣きながら「あなたを信じられない」と言いました。それでも私は「もうやめる」と口先だけで謝り、翌週にはまた店に戻っていました。催促の電話が鳴り続け、職場でも集中力を失い、遅刻と欠勤が増え、最終的に退職。妻は子どもを連れて実家に戻り、家は静かになりました。静かすぎて、逆に逃げ場がなくなった夜、元妻から「子どもたちがパパを心配してる」とメッセージが届きました。その短い一文を見た瞬間、自分の人生を壊しているのは運でも景気でもなく、自分の病気だと認めざるを得ませんでした。支援につながってから最初にやったのは、「ギャンブルをやめる」ではなく「生活を整える」ことでした。借金の現状をすべて書き出し、弁護士と相談して債務整理を進め、現金管理と家計管理を第三者と共有し、スマホの決済機能も止めました。衝動が出る時間帯を記録し、危ない場所に近づかないルートを作り、代わりに歩く・話す・休む行動を決めました。正直、地味で面倒で、何度も投げ出したくなりましたが、スタッフと仲間に「今日を崩さない」ことだけを繰り返し支えてもらいました。今は仕事を再開し、返済計画に沿って一歩ずつ進めています。月に一度、子どもと会える時間ができ、長男が「前より顔が優しくなったね」と言ってくれた時、初めて本当に回復している実感が湧きました。ギャンブルをやめることはゴールではなく、家族と信頼を作り直すことが本当の回復だと、私は毎日学び直しています。
もし今、請求書を開くのが怖い人、家族の顔を見るのがつらい人がいたら、私と同じところに立っているのだと思います。私が言えるのは、「状況を隠す時間が長くなるほど回復は遅れる」ということです。逆に、現実を言葉にした瞬間から回復は前に進みます。借金の整理、生活費の再設計、仕事の立て直し、家族との関係修復は、ひとりで抱えると潰れてしまいます。支援につながれば、順番を一緒に決めて進められます。私もまだ途中ですが、途中でも人生は十分に変えられると、今は胸を張って言えます。
—— 佐藤 裕介さん(45歳・仮名)
私は離婚後、子ども2人と離れて一人暮らしになってから、お酒を「眠るための薬」のように使い始めました。最初は缶チューハイ1本だったのに、気づけば朝から飲まないと手が震え、食事も取れず、部屋はゴミ袋で埋まり、仕事も続かなくなりました。体調が悪くても「今日は飲まないと余計につらい」と言い訳し、病院で肝機能異常を指摘されても本気で止められませんでした。ある日、酩酊して転倒し、救急搬送された病院で医師から「このままでは命に関わる」と告げられました。それでも退院後にまた飲んでしまった自分を見て、私は本当に絶望しました。母親なのに、子どもに会う資格もない、そう思っていました。転機は、娘からの着信でした。久しぶりに電話に出ると、娘は泣きながら「ママ、生きててくれてありがとう」と言いました。責められると思っていた私は、その言葉で崩れました。そこで初めて、ひとりで隠れて耐える方法では回復できないと認め、女性専用施設に相談しました。女性専用の環境は、私にとって想像以上に大きな意味がありました。夜間の不安、対人緊張、過去の怖い経験を、同じ女性スタッフに安心して話せること。感情が乱れる日でも「怖かったね」「今日はここまでで十分」と受け止めてもらえること。これまで何度も自分を責めてきた私にとって、その関わりは治療そのものでした。回復プログラムでは、断酒だけでなく、睡眠、食事、服薬、通院、金銭管理、対人関係の練習を一つずつやり直しました。再飲酒衝動が出た時の行動計画も、スタッフと一緒に紙に書いて、すぐ見える場所に貼りました。私はまだ「完了」ではありません。回復中です。けれど、今は朝起きて顔を洗い、食事を作り、約束の時間に通院し、困った時に助けを求めることができます。先月、子どもたちと再会した時、娘が「ママの目が前よりやさしい」と言ってくれました。その一言を支えに、私は母として、そして一人の人間として、これからの人生を丁寧に取り戻していきます。今苦しんでいる方にも伝えたいです。恥ずかしさより先に、まず相談してほしい。助けを求めた瞬間から、回復は始まります。
女性として生きる中で抱える痛みは、言葉にしにくいものが多くあります。だからこそ、安心できる場所と信頼できる支援者が必要でした。らぽーるで私が救われたのは、正論で責められなかったことです。「なぜできないのか」ではなく、「どうしたら今日を安全に過ごせるか」を一緒に考えてくれました。回復は劇的な一日ではなく、静かな一日の積み重ねです。今つらさの真ん中にいる方にも、どうか自分を見放さず、相談という選択をしてほしいです。あなたの人生にも、必ずやり直せる時間が戻ってきます。
—— 中村 美咲さん(38歳・仮名)
OUR STAFF
回復歴5年。20年間の薬物依存から回復し、現在は再発予防プログラムと生活支援を担当。「一人じゃない」を体感できる関わりを大切にしています。
回復歴3年。処方薬・違法薬物依存の経験を活かし、初期相談と日中活動支援を担当。体調・睡眠・食事のリズム再建に強みがあります。
回復歴1年半。債務整理や家族関係の再構築を経験し、金銭管理と就労定着の支援を担当。「小さな達成の積み重ね」を実践しています。
A. 障害福祉サービス受給者証をお持ちの方は自己負担額が軽減されます。詳しくは利用案内をご覧ください。
A. はい。ご家族だけのご相談も歓迎しています。まずは現状を丁寧に伺います。
A. はい。女性専用施設「らぽーる」をご利用いただけます。女性スタッフが常駐しています。
A. 依存症は回復できる病気です。適切な支援と環境、仲間とのつながりがあれば未来は変えられます。